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「エアコンがそろそろ寿命かも…」
「真夏に急に壊れたらどうしよう…」
と、不安を感じていませんか?
この記事では、エアコンの一般的な寿命から、具体的な買い替えサイン、そして、買い替え時の賢い見極め方までを分かりやすく解説します。早めに適切な判断をすることで、余計な電気代の出費を防ぎ、故障による不便も回避できますよ。
エアコンの寿命は本当に10年?実際のところは...
一般的に「エアコンの寿命は10年」と言われますが、これはあくまで目安です。実際の寿命は使用環境によって大きく変わります。
実際(以下グラフ)のデータを見てみると、
・消費動向調査では、エアコンの平均使用年数は「13.6年」
・多くの家庭が10年を超えて使用している実態が判明
※内閣府の消費動向調査(2018年3月)
ただし、使用年数が長くなるほど故障のリスクは確実に上がります。真夏にエアコンが突然故障して汗だくになりながら修理業者を探す、、、そんな事態はなるべく避けたいものです。
そこで重要なのが、買い替えのサインを早めに察知することです。
今すぐチェック!買い替えを検討すべき危険なサイン6選
あなたのエアコン、こんな症状が出ていませんか?以下のサインが見られたら、買い替えを真剣に検討すべき時期かもしれません。
① 冷暖房の効きが悪くなった
こんな症状があったら要注意:
・部屋がなかなか設定温度にならない
・以前より冷えない・温まらない
・部屋に温度ムラがある
原因:
冷媒ガス漏れやコンプレッサーの劣化が考えられます。これらは専門的な修理が必要で、費用も高額になりがちです。
② 異音・異臭がする
危険な症状:
・「ガラガラ」「キュルキュル」「ゴトゴト」の異常音
・焦げ臭い匂い
【要注意】
焦げ臭い匂いがする場合は、電気系統のトラブルや発火の危険性があります。
すぐに運転を停止し、コンセントを抜いて専門業者に連絡してください。
補足: カビ臭い匂いの場合は、フィルター清掃やエアコンクリーニングで改善することもあります。
③ 電気代が急に高くなった
使用頻度や設定温度を変えていないのに電気代だけが高くなっている場合は、エアコンの効率が低下している証拠です。
最新モデルとの差:
最新エアコンには人感センサーやAI機能が搭載されており、古いモデルと比べて大幅な省エネが可能です。
④ 水漏れが発生している
原因:
・ドレンホースの詰まり
・ドレンパンの破損
・結露異常
水漏れを放置すると、壁や床の損傷、カビの発生、最悪の場合は漏電による火災のリスクもあります。
⑤ 製造から10年以上経過
10年以上使用しているエアコンは、以下のリスクがあります。
・修理部品の入手が困難
・省エネ性能が最新モデルと大きく異なる
・故障時の修理費用が高額になりやすい
⑥ リモコン操作が効かない・表示異常
リモコンの故障なら交換で済みますが、本体の基盤劣化の場合は高額な修理費用がかかります。古いモデルでは部品の入手自体が困難な場合もあります
寿命エアコンを使い続けるリスク
古いエアコンを使い続けると、以下のような問題が発生します
・電気代の増加 : 効率低下により消費電力が増大
・安全面のリスク: 火災などの重大事故の可能性
・突然の故障 : 繁忙期は工事が数週間待ちになることも
・室内環境の悪化: 水漏れによるカビ発生など
シーズン中は工事が混み合い、数週間待つことになる可能性もあります。安全で快適な暮らしのためにも、早めの対処がとても重要です。
エアコン買い替えで失敗しないポイント
いざエアコンを買い替えるとなった時、後悔しないためのポイントをいくつかご紹介します。
省エネ性能は必ずチェック
最新モデルのエアコンは、驚くほど省エネ性能が向上しており、同じ畳数でも古いモデルと比べて格段に消費電力が抑えられます。
2児の子どもがいる我が家では、子どもが生まれたタイミングでセンサー付きの最新エアコンに買い替えました。
それまでは電気代が気になり、朝晩しかつけていなかったのですが、買い替え後は、子どもが快適に過ごせるよう日中ほとんどつけっぱなしにする生活になりました。それにもかかわらず、電気代は古いエアコンを朝晩しかつけなかった頃とほとんど変わらなかったことに驚いた経験があります。
これは、最新モデルの省エネ性能の高さを肌で感じた瞬間でした。買い替えに費用はかかりますが、長期的に見れば電気代でお得になる可能性は十分にあります。
部屋の構造を考慮した畳数選び
エアコンを選ぶ際、単純に部屋の広さ(畳数)だけで選ぶのではなく、部屋の構造も考慮する必要があります。
特に、リビング階段や吹き抜けのある部屋、あるいは窓が大きく日差しが強い部屋などは、熱が逃げやすくエアコンの負荷が大きくなります。
このような場合は、表示されている適用畳数よりもワンランク上の能力を持つエアコンを選ぶことも検討しましょう。
適切な畳数の目安については、以下の記事も参考にしてください。
エアコン専門サイト「エアココ」 | エアコンの能力&畳数の上手い選び方!基本&計算方法のポイントを紹介
古いエアコンの適切な処分方法
エアコンは「家電リサイクル法」の対象品目であり、通常の粗大ゴミとして処分することはできません。不法投棄は法律で禁止されていますので、適切な方法で処分しましょう。主な処分方法は以下の3つです。
参考サイト:家電4品目の「正しい処分」早わかり!|家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)|経済産業省
主な処分方法
■家電量販店での引き取り(最も一般的)
・新品購入時に同時依頼が便利
・買い替えなしでも引き取り可能(別途費用)
■自治体への回収依頼
・指定場所への持ち込みまたは回収サービス
・取り外し工事は別途専門業者へ依頼が必要
■不用品回収業者への依頼
・他の不用品とまとめて処分可能
・一度に複数品目を処分したい場合に便利
リサイクル料金・収集運搬料金の目安
家電リサイクル料金は、エアコンのメーカーや機種によって異なりますが、おおよそ990円〜2,000円程度が目安です。これに加えて、収集運搬料金や取り外し工事費が別途かかります。
これらは依頼する業者や設置状況によって変動しますが、一般的には5,000円〜15,000円程度が目安となるでしょう。
・リサイクル料金: 990円〜2,000円程度
・収集運搬料金・取り外し工事費: 5,000円〜15,000円程度
まとめ
エアコンの寿命は避けられないものですが、危険なサインを早期に発見することで、快適で安全な生活を維持できます。
重要なポイント:
・10年を目安に状態をチェック
・異音・異臭は特に要注意
・最新モデルの省エネ効果は想像以上
・適切な処分方法で環境にも配慮
真夏の急な故障を避けるためにも、今回紹介したサインを参考に、適切なタイミングでの買い替えを検討してください。長期的に見れば、電気代の節約効果も期待できます。
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